だいたいインドなインド煮
こんばんわ!花柄(はながら)です。
気づいたらまさかの梅雨明け。
「暑いね」が挨拶代わりの今日この頃。本当に暑いですね…。灼熱です。
私は、「本物の出会い 栃木」が最近のキャッチコピーである、栃木県の出身です。
このブログのトップ画像は、宇都宮市のオリオン通り。
同じく栃木県出身の、斉藤和義さんの曲名にもなっているこの場所。
栃木には、おいしいものがたくさんあります。
ご存じ、名物のぎょうざはもちろん、いちご、湯葉、蕎麦、水ようかんなどなどおいしい物がたくさん。
そんな栃木のおいしいものも追って紹介していきますので、よろしくお願いします!
さて、私がいた小学校の給食では、「インド煮」というメニューが時々登場しました。
エスニックで給食らしからぬネーミングでしたが、私はこのインド煮が大好きでした。
インドの人達もこのインド煮を食べているのかな?と、遠い遠い異国に思いを馳せたものでした。
しかし、大学生になり栃木を離れ、友人達と給食の話で盛り上がった時、誰もインド煮を知らず衝撃を受けました。
インド煮って全国区じゃないんだ…みんなインド煮知らないんだ…なんで?と。
この記事を書くにあたり、ネットでインド煮を検索したところ、
宇都宮市のお隣、鹿沼市の栄養士さんが子ども達のために考案したメニューであることが分かりました。
じゃがいも、たまねぎ、にんじんといった身近な具材のほか、
さつまあげやこんにゃくが入っており、ケチャップとコンソメ、カレー粉などで味付けがされていました。
こんにゃくは、鹿沼市がこんにゃく芋の産地だから取り入れられているそう。
また、うずらの卵が入っているレシピもありました。
私がいた小学校では大豆の水煮が入っており、地域や家庭などで少しずつ違っていたようです。
小学生の給食だから、もちろん辛いはずもなく、甘めのケチャップの味が印象的だったのを覚えています。
記憶を頼りに強いて言えば、さっぱりした肉じゃがにケチャップと少量のカレー粉を混ぜて煮たもの…でしょうか。
そして、わが家では煮物にしか登板機会のないさつまあげが、煮物以外の料理に入っている…!
しかもトマト味だなんて…!と、普段見慣れぬ姿のさつまあげに田舎の少女は衝撃を受けたのでした。
しかし、厚めのさつまあげが存在感を保ちつつ、さりげなくおいしさを主張するいい仕事をしており、その意外な組み合わせがクセになりました。
献立表でインド煮の文字を見つけると、それはそれは楽しみにしていたもので、
さつまあげを多く入れてくれないかな…と当日は給食当番にテレパシーを送り続けていました。
インド煮を知らない人に、インド煮について説明すると必ず返ってくる言葉が、
「それってインドじゃないよね?」。
…ああ、なーんにも分かってないな。カレー粉だからインドでいいんだよ。
どこかのホームページにも、「カレー粉だからインド」と書かれていました。
カレー=インド。
このおおらかさ、細かいことはいいんだよという気持ちのゆとりとマイペースさ。
そんな県民性がインド煮に現れているのでは?と思った次第です。
そんな栃木も栃木の人も、栃木の隠れた名物インド煮もいとおしい。
「スパイスは薬」と言われています。
特に、カレー粉にはたくさんの種類のスパイスが配合されており、夏にぴったりです。
インド煮にカレー粉をたっぷりかけて、ぼちぼち暑さを乗り越えていきましょう!
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